3/31 コリント人への手紙第一15章1-11節「最も大切なこと」 小池 宏明 牧師

イースター(復活祭)の朝を迎えました。主イエス・キリストが死に打ち勝ち勝利して下った喜びを分かち合いたい。主イエス様のよみがえりから20数年後、コリントにある教会では、イエス様のよみがえりを疑う信徒たちがいた。使徒パウロは、改めて最も大切な福音を伝えている。
*パウロが伝えた最も大切なこと
3-6節「15:3 私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、15:4 また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、15:5 また、ケファに現れ、それから十二弟子に現れたことです。15:6 その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現れました。その中にはすでに眠った人も何人かいますが、大多数は今なお生き残っています。」パウロは福音の中身について「最も大切なこと」と表現している。そして、それはパウロが考え出したものではない。パウロも受け継いできたことである。しかも、聖書に書いてある通りに起きたことである。改めて、福音とは、主イエス・キリストが私の罪のために身代わりの死を遂げられたこと、そして、確かに死んで墓に葬られたこと、それから、三日目によみがえられたことである。主イエス様の復活は多くの目撃者がいるので、否定することができない真実である。
*パウロの働きは復活の主に出会った恵みによる
続いて、パウロ自身が、復活の主イエス様にお会いして、大きく変えられたことを証ししている。(8-11節)
パウロはキリスト教会を迫害していたが、復活の主イエス様が現われて、迫害を止めるように導いた。(使徒の働き9章)こうして、迫害者からキリストの証人に変えられ、地中海世界を危険な旅を繰り返しながら、主イエス様の十字架の死とよみがえりを宣べ伝え続けて止めることがなかった。多くの働きを成したパウロだが、それは自身の力ではなくて、神様の恵みによることである。
私たちも、本気で変わりたいと願うならば、よみがえって勝利した主イエス・キリストを心の中心にお迎えするように勧めたい。主は求める者に必ず与えて下さるお方である。