6/1 ヨハネの手紙第一1章5-9 節「御子の血によるきよめ」 小池 宏明 牧師
ヨハネがこの手紙を記した頃、各教会でイエス様の教えとは違う「偽り」
を語る人たちが出ていました。ヨハネは間違った教えから教会を守る必要
がありました。
*闇の中を歩む人々への警告
6 節「もし私たちが、神と交わりがあると言いながら、闇の中を歩んで
いるなら、私たちは偽りを言っているのであり、真理を行っていません。」
闇の中を歩んでいながら、すなわち習慣的に不道徳な生き方をしながら、
神との交わりを持っていると言い張る人たちがいました。この人たちはこ
の手紙が書かれた当時、勢力があったグノーシス主義の影響を受けていた
のです。グノーシスとはギリシア語で「知識」という意味があります。人
間の知識を優先させた考え方でした。身体は不道徳な行いをしていても心
でイエス様を信じて、イエス様との交わりがあるなら、それで大丈夫、と
都合よく誤魔化したくなる、そういう誘惑があったのです。現在もこのよ
うな誘惑が私たちにはあるのではないでしょうか。
7 節「もし私たちが、神が光の中におられるように、光の中を歩んでい
るなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血がすべての罪から私たちを
きよめてくださいます。」誤魔化して考えなくても、神の光の中を歩んで
いるなら、すなわち、習慣的に主なる神様との交わりを保っているなら、
救い主、イエス・キリストの十字架の血によって、全ての罪から、私たち
はきよめられるのです。キリスト者は、心と身体とを分離するという姑息
な悪知恵を働かさなくても、主イエス様のいのちの光の中を歩む、罪と決
別した人生歩むことができるのです。ヨハネは「へりくだって、素直に、
イエス様の十字架による罪のきよめを信じて受け入れてください。」と言
いたいのです。御子イエス・キリストとの交わりに入るなら、キリストの
いのちを共有することになって、心も体もすべての罪からきよめられるの
です。
*キリストの血によるきよめ
今日、覚えておきたいことは、説教題にあるようにキリストの血がすべ
ての罪からきよめて下さると言うことです。ヘブル人への手紙9 章14 節
「まして、キリストが傷のないご自分を、とこしえの御霊によって神にお
献げになったその血は、どれだけ私たちの良心をきよめて死んだ行いから
離れさせ、生ける神に仕える者にすることでしょうか。」この箇所でも、
十字架上でささげられたキリストの血は、私たちの心を聖めて、悪しき行
いから離れさせて、神様に仕えるように創りかえて下さると明言していま
す。主が与えておられるいのちの光の中を歩みましょう。
