8/23 ローマ人への手紙4章13-25節 「世界の相続人」 小池 宏明 牧師

4 章前半で、パウロはユダヤ人の父祖アブラハムは律法に従って割礼を受けたから
義と認められたのではなくて、約束の御ことばを、信仰をもって受け止めたので「義
と認められた」という事実を明らかにしました。
*アブラハムの約束はキリスト教会が実現する
パウロはアブラハムが律法や割礼によってではなく、主なる神様の約束を信じる信
仰によって義と認められたことを語ります。神はアブラハムに「多くの国民の父」と
なると約束されました。この約束はイスラエル民族だけにとどまらず、イエス・キリ
ストの御業を通して、世界中に立てられたキリスト教会によって実現し続けています。
イエス様を信じる者は、アブラハムの信仰にならう子孫とされ、世界の相続人として
の使命を与えられています。私たちが世界宣教のために祈り、献げ、仕えることは、
神の壮大な約束の成就に加えられていることなのです。
*キリストの復活によってクリスチャンの義が明かに
また、私たちが義と認められることは、イエス様の復活によって確かな事実となり
ました。主イエス様は私たちの背きの罪のために死に渡され、私たちが義と認められ
るためによみがえられました。復活は、イエス様が罪のない正しいお方であることを
証しする出来事です。そして、イエス様を信じる者には、神の義が与えられます。私
たちは自分の力や功績によって救われるのではなく、死者を生かし、無いものを有る
ものとして召される神様を信じる信仰によって、神様の御前に大胆に近づくことがで
きます。
*信仰を強めて世界の相続人として歩もう
アブラハムは、自分の体もサラの胎も望みを持てない状態でありながら、神様には
約束を実現する力があると確信しました。私たちもその信仰を受け継ぎ、不信仰に陥
るのではなく、信仰をもって神様に栄光を帰す歩みへ招かれています。世界の相続人
として歩むとは、世界の出来事に無関心でいるのではなく、とりなし祈り、見張り人
として責任を覚え、隣人を愛し仕えることです。その土台は、全身全霊で神を愛し、
隣人を自分自身のように愛することです。私たちはアブラハムの信仰を受け継ぐだけ
でなく、主イエス・キリストの自己犠牲の愛も受け継いでいます。家族、地域社会、
世界に目を向け、主に信頼しながら、やがて神の国をキリストと共に相続する希望を
抱いて地上の歩みを全うしたいのです。