1/25 創世記3章1-15節「蛇の頭を打つキリスト」小池 宏明 牧師

創世記3章は、人間世界に悪が入ってしまった原因について教えています。
*蛇は人を騙し傲慢にさせた
創造主なる神様は、人間を愛して、この創られた世界の頂点として人間を創造
し、神様の守りがあるエデンの園に住まわせました。神様は、人間が、エデンの
園で自由に生きるようにされました。2章16-17節「神である【主】は人に命じ
られた。「あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。 しかし、善悪の
知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」」
ところが、蛇に例えられている悪魔(サタン)は、人間に神の愛を疑わせ、神の
ようになれると誘惑し、食べてはならない木の実を食べさせてしまいます。
*恥、恐れ、断絶の中で
人間は、素晴らしく見えるその実を食べてしました。そして自分たちが「裸」
であることに気付いてしまいます。これは恥と恐れ、神様から離れた断絶を体験
したことを表しています。現代においても、世界中の多くの人々は、主なる神様
の存在を否定して、神様の教えを無視して、自分の考えを優先して生活していま
す。自分が主権者だと思い込んで生きています。その結果、多くの過ちを繰り返
し、恥をかき、絶望し、孤独になり、破滅へと向かい続けているのです。恥と絶
望、孤独や破滅を隠し通せるものではありません。しかし、主なる神様の私たち
人間への愛は変わりません。
*神である主の恵みと救いの約束
神様は救いの約束をして下さいました。15節「わたしは敵意を、おまえと女の
間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼
のかかとを打つ。」これは、福音の原型(すなわち、原福音)と言われています。
15 節の「彼はおまえの頭を打ち」の「彼」は「女の子孫」、つまりイエス・キリ
ストのことを示していると言われています。人として来られたキリストは、神で
あられるお方なのに、その御姿を捨てて、人と同じになって、人を代表して、サ
タンと戦い、勝利して下さるのです。ここで、早くも、キリストの勝利は確定し
ているのです。サタンはキリストを十字架上で苦しめて殺してしまいます。しか
し、永遠に滅ぼすことはできません。イエス様は人間の罪のために、罪の身代わ
りに殺されたのですが、死に勝利してよみがえって、サタンの頭を打って、救いの
道を確かに開いて下さったのです。