2/22 ヘブル人への手紙6章13節-7章10節「とこしえの祭司メルキゼデク」 小池 宏明 牧師

今回は、メルキゼデクという祭司がキリストと似ていることを語っている箇所です。
メルキゼデクは、旧約聖書の創世記と詩篇に短く出てくるだけの謎の人物です。
*永遠の大祭司イエス・キリスト
このメルキゼデクをヘブル書7章1-3節で次のように説明しています。「このメル
キゼデクはサレムの王で、いと高き神の祭司でしたが、アブラハムが王たちを打ち破
って帰るのを出迎えて祝福しました。アブラハムは彼に、すべての物の十分の一を分
け与えました。彼の名は訳すと、まず「義の王」、次に「サレムの王」、すなわち「平
和の王」です。父もなく、母もなく、系図もなく、生涯の初めもなく、いのちの終わ
りもなく、神の子に似た者とされて、いつまでも祭司としてとどまっているのです。」
アブラハムの時代にエルサレムの祭司であり王であったメルキゼデクは、やがて地上
に来られる祭司であり王様であるイエス・キリストの予表(あらかじめ示している存
在)なのです。
*キリストはご自身を犠牲にささげた大祭司
このメルキゼデクよりさらに優れている大祭司がイエス・キリストであると、ヘブ
ル書は語っています。(7章24-27節)イエス様は、ご自分を神の小羊として、神の怒
りをなだめる供え物として、自分自身をお献げしたのです。イエス様は、民の罪の贖
いのためにご自分をお献げした永遠の王であり大祭司なのです。
*キリスト者も祭司として自分をささげて生きる
私たちもキリストのように、自分自身の人生を献げる生き方を目指すことが求めれ
ています。救い主イエス・キリストを通して、キリストと結び付いて自らを献げるこ
とが重要です。12 弟子の中で、年長のペテロが手紙の中で招いています。「2:4 主の
もとに来なさい。主は、人には捨てられたが神には選ばれた、尊い生ける石です。2:5
あなたがた自身も生ける石として霊の家に築き上げられ、神に喜ばれる霊のいけにえ
を、イエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司となります。」(第一ペテロ2章4-5
節)「霊のいけにえを、キリストを通して献げる」とは、主なる神様に向かった生き方
です。すなわち、賛美と祈りを献げる礼拝生活であり、隣り人を愛する生活です。主
なる神様に聞き従い、主の御心にかなった働きをする生活です。困難に直面しても、
主のご愛に信頼する生活です。私たちは、ご自身の生涯を私たちの救いのためにお献
げしたイエス・キリストを、私の救いの神として仰ぎ見つつ歩んで参りましょう。