4/12 創世記16章1-16節 「ハガルに顕れたキリスト」小池 宏明 牧師
最近の礼拝説教のテーマは、旧約聖書にも啓示されている救い主イエス・キリスト
をお伝えすることです。今回は、主なる神様が、アブラムとサライの女奴隷ハガルに
関わって下さった場面です。
アブラム家族の失敗
アブラムとサライ夫妻は、神の約束を信じ切ることができなくて、奴隷のハガルを
通して子どもを得ようとします。妊娠したハガルはサライを見下すようになり、サラ
イとアブラムの関係も悪くなります。今回登場する三人は、みなある意味で失敗者で
す。不信仰や傲慢の罪を犯して関係が悪化しています。しかし、主はそんな家族にも
関わって下さり、解決へと導いて下さったのです。
主の使いは苦しんでいる者を見つけて
主はアブラム夫妻から逃げ出したサライに顕れて解決の道を示して下さいました。
(7-9 節)主の御心は、ハガルが奴隷としての分を果たして、女主人であるサライに
対して身を低くして仕えることでした。このことは、ハガルの命を守り、誕生して来
る子どもの命を守る事にもつながります。主は、ハガルから生まれて来る子どもとそ
の子孫が数えきれないほど増え広がる、と語っておられます。そして生まれて来る子
どもの名前をイシュマエルと命名します。イシュマエルとは、「神が聞いてくださる」
という意味があります。妊婦のハガルの叫び求めを主は聞いて下さったのです。
(10-12節)
罪人に関わって下さる主イエス・キリスト
さて、今日の朗読箇所について、ある注解者は、「主の使いは、主イエス・キリス
トご自身ではないか」と言っています。13節「そこで、彼女は自分に語りかけた主の
名を「あなたはエル・ロイ」と呼んだ。彼女は、「私を見てくださる方のうしろ姿を
見て、なおも私がここにいるとは」と言ったのである。」実は、主の使いからの語り
かけを聞いたハガル自身が、自分に語り掛けられたのは、主ご自身であると認めた上
で、その名は「エル・ロイ」(私を見てくださる神)と呼んでいます。主の使いが、ハ
ガルに顕れて生まれて来る子に「神は聞いてくださる」という意味のイシュマエルと
名付けるように命じたことや、ハガル自身が「私を見てくださる神」という意味の「エ
ル・ロイ」と主なる神様を呼んだことは、今日の私たちが信じている主なる神、イエ
ス・キリストのご性質と変わりありません。
主イエス・キリストと出会うならば、すべての問題は解決していくのです。
