4/27 ヨハネの福音書20 章 19-31 節「信じる者の幸い」 小池 宏明 牧師

イエス様のよみがえられた日の夕方から夜にかけて、弟子たちは、
主人であるイエス様が十字架で処刑されたので、今度は、弟子の自分
たちに刑罰が及ぶと考えて、身をひそめて、閉じこもっていました。
*主イエスに出会う喜びと平安
弟子たちが引きこもっている部屋にイエス様ご自身が来られて「平
安があなたがたにあるように。」(19 節後半)と語られました。この言
葉は、単なる挨拶ではありません。処刑されるのではないかと恐れて
閉じこもってしている弟子たちへ本当の平和、平安を与える、という
神の御子イエス・キリストの約束の言葉なのです。(14:27-29)弟子
たちは、部屋の真ん中に立たれたお方が、間違いなく「私たちの主で
ある。」「死を克服して生きておられる主なる神である。」と見て、知っ
て、喜んだのです。弟子たちは、主イエス様に従ってきて間違いなか
ったことを実感して、大いに喜びました。(20:20)こうして21 節「イ
エスは再び彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわ
たしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします。」」イエ
ス様は、弟子たちを平安の内に、この世界に派遣してくださったので
す。世界中にキリストを頭とする教会が立て上げられるのです。
*私たち教会も平安の内に派遣される
私たちも、この主日礼拝で主イエス様とお会いしてから派遣されて
いくのです。救い主イエス様が与えて下さった喜びと平安の内に、和
解の御ことばを伝えながらこの地上で証しの生涯を全うするのです。
私たちは、もう一度、主の日、主がよみがえられた週の初めの日に、
ともに集まって、ともに礼拝をおささげする意義を確認しておく必要
があります。この礼拝の時は、私たちのキリスト信仰がまことに正し
い信仰である、実体のない空虚な信仰ではないことを確かめる時でも
あります。そして、救い主イエス・キリストが与えて下さる喜びと平
安の内に、大いに励まされて、ここから、それぞれの持ち場で、キリ
ストのご愛を証しするために、派遣されるのです。
救い主イエス・キリストに信頼して生きる人生の幸いを体験させて
いただきながら歩んで参りましょう。