4/5 エゼキエル書37章1-14節「死からいのちへ」小池 宏明 牧師
今日は、救い主、イエス・キリストの復活、よみがえりを記念するイースターを迎
えました。今回は、旧約聖書の預言者エゼキエルが見た不思議な幻から、いのちを与
える神様の御業とイエス様の復活の意味をお伝えしたいと思います。1-10節では、エ
ゼキエルが見た光景を描写しています。そして11-14節では、この幻の意味が説明さ
れています。
*主の民の回復
前半に出てくる「干からびた骨」が生きた人間になる幻は、滅亡したイスラエル王
国の回復を意味します。祖国が他国の軍隊によって、破壊され、肉親が殺され、異国
の地へと連れ去れるという悲惨な歴史は、人々を落胆させ、絶望させるものでした。
人々は言います。『私たちの骨は干からび、望みは消え失せ、私たちは断ち切られた』
と。(11 節)しかし、絶望と諦めの中にあるイスラエルのすべての同胞を、必ずや生
き返らせる、回復する、と神様は約束されるのです。これは人間にはできませんが、
いのちを与える主なる神様ならばできることです。御ことばと御霊によって、人々が
活き活きと回復していくように、絶望を希望に、諦める心を諦めずに粘り強い心に、
変えて下さるのです。
*主イエスの復活を記念して
主イエス様は、十字架上で確かに息を引き取られ墓に納められました。しかし、三
日目の朝、墓を閉じていた大きな石が動いて、墓は開いて、主イエス様は確かによみ
がえり、弟子たちに現れて下さいました。この出来事は、死にゆく人間の苦しみと絶
望を、新しいいのちと希望に変えてしまわれる主なる神様の御力を表わしているので
す。
私たちが住んでいるこの世界は、非常に病んでいます。与えられた命を、与えられ
た使命を全うできないで、断ち切られる人々がたくさんいます。まさに、絶望と諦め
の世界が広がっているのではないでしょうか。そんな世界の中で、私たちひとり一人
も、心の飢え渇きを抱え、人生の困難を抱え、まるで見捨てられたように感じること
もあるでしょう。
しかし、主なる神様は、決して見捨てることなく、新しいいのちを与えて、私たち
を創り変え、私たちの住む社会を、世界を、変革させる力を持っておられるのです。
人間には不可能と思うことも、主なる神様は可能にされるのです。神のことばである
聖書に聴き、救い主イエス・キリストを受け入れ、聖霊に導かれて生きる時に、死か
らいのちへと、絶望から希望へと、変化していくのです。
