6/14 ローマ人への手紙1章8-17節「啓示された神の義を伝えるために」小池 宏明 牧師

今回は、ローマ人への手紙の序論(v8-15)と主題(v16-17)に当たる箇所を取り
上げます。序論の所では、パウロがクリスチャンとしての生き方を示しています。
*クリスチャンの生き方
パウロが示すクリスチャンの生き方の第一番目は感謝することです。パウロは、ま
ず初めに感謝しています。感謝することはクリスチャンたちの生き方そのものです。
クリスチャンたちは、神さまに祈るときに、いつも感謝しています。日常生活の中で
起こることについて、すべて感謝しています。感謝するように目指しています。次に、
クリスチャンの生き方の第二番目は、互いに祈り合うこと、励まし合うことです。パ
ウロは絶えずローマに住むクリスチャンたちのことを思い、何とか会いに行きたいと
祈り求めていました。パウロがローマに行きたかった理由は、聖霊の賜物を分け与え
たいからでした。御霊の賜物は、いくら手紙で文字を重ねても伝わりにくいのです。
直接会って、互いに分かち合って、互いに励ましを受け合うことがパウロの願いです。
そして、クリスチャン生活にはどうしても必要なことです。次に、クリスチャンの生
き方の第三番目は、救い主イエス・キリストから頂いた恵みを、この世に還元しなが
ら生きることです。パウロは、そのことを「負い目がある」と言っています。これは
「返さなければならない負債がある」と言うことです。パウロにとって、すべての人々
に、福音を伝えることが、イエス・キリストから救い出された恵みに対する応答なの
です。
*神の義が啓示されている
続いて、パウロは救いの根拠になる旧約聖書の御ことばを主題に挙げて、福音の解
き明かしを始めます。16 節の「私は福音を恥としません。」とは、福音を誇りにして
いることを強調している表現です。17節の「義人は信仰によって生きる」とは旧約聖
書のハバクク書のことばです。パウロは、この引用を次のように解釈しました。「信仰
によって正しい(義とされた)者は生きる」また「信仰によって正しい(義とされた)
者こそが救われる」 私たちのいのちや救いは、自分の正しさではなく、信仰によっ
て受け取るキリストの正しさ(義)にかかっているのです。