7/6 ヨハネの手紙第一 2 章12-17 節「永遠に残る生き方」 小池 宏明 牧師
*子どもたちへ
ヨハネは愛情を込めて、すべてのクリスチャンを「子どもたち」と呼び、
何よりもまず「イエスの名によって罪が赦されている」という確信を持つよ
うに励まします。救いの確信は信仰生活の土台であり、それがなければ困難
や誘惑に負けやすくなります。赦しは私たちの努力や決意ではなく、イエス
の御名による恵みです。さらにヨハネは、信仰の成長段階に応じて「父たち」
と「若者たち」にも語ります。「父たち」はキリストを深く知る成熟した人々、
「若者たち」は悪に打ち勝ちながら成長している人々です。彼らは神のこと
ばにとどまり、強められ、罪や悪に勝利しています。詩篇 119 篇も「みこと
ばに従うことで道を清く保てる」と教えています。御言葉は規則ではなく、
いのちと力をもたらす神ご自身の語りかけです。神のことばを心に留めるこ
とで、私たちは強くされ、聖められていきます。
*世を愛するなとは
ヨハネは続けて、「世や世にあるものを愛してはいけない」と警告します。
ここでの「世」とは、神に敵対する悪の勢力のことです。「肉の欲(欲望に支
配されること)」「目の欲(見た目に惹かれること)」「暮らし向きの自慢(人
の評価を求める心)」は、すべて神からではなく、世から来るものです。これ
らに心を奪われると、神の愛に生きることができません。
特に人からの承認欲求や金銭欲は、教会の交わりを壊し、信仰者を滅びに向
かわせる危険があります。「世」は一時的で、やがて滅びるものです。それに
執着することは、むなしい生き方です。二人の主人に仕えることはできず、
「神」か「世」か、どちらを愛するかが問われます。
*永遠に残る生き方
ヨハネは最後に、「世とその欲望は過ぎ去るが、神のみこころを行う者は永
遠に生き続ける」と教えます。永遠の命とは、御ことばにとどまり、神と結
びついて生きることです。御言葉を心に留めて歩むとき、たとえ肉体の命が
終わっても、その生き方は永遠に残ります。
この世の欲望は一時的で、まるで「わた飴」のようにすぐ消え、さらに新
たな欲望をかき立てますが、神の御心を行う人生は変わらない価値がありま
す。御ことばにとどまり、誘惑に打ち勝ちながら、永遠に価値ある歩みを目
指しましょう。
