8/31 ヨハネの手紙第一4 章7-12 節「ここに愛がある」小池 宏明 牧師
ヨハネが記したこの手紙には、「互いに愛し合いましょう」という呼びかけ
が何度も何度も出てきました。今回は、その愛とはどのような愛なのか、3 つ
にまとめて紹介します。
*愛についての大切な真理
第一に、神の愛についての真理は「愛は神から出ている」ということです。
(7 節)ここで用いられている「愛」という言葉はギリシア語で、「アガペー」
と言います。アガペーは、神の愛、あるいは無償の愛を表す言葉です。本来的
に、愛は神から出ているのです。アガペーの愛は、人間の心の中にも、この世
の中にもなく、ただ主なる神のみに起源があるのです。愛のある者、すなわち、
イエス様のように愛そうとしている者は、神から生まれた者であり、神を知っ
ている、とヨハネは言うのです。
第二に、神の愛についての真理は、その神の愛が、私たち人間世界に示され
たということです。(9 節)聖書が啓示している神の本質が愛であることは、
神様が、私たちに示して下さらなければ、私たちが知ることはなかったのです。
父なる神は、独り子イエス・キリストを地上に遣わして下さり、十字架上で死
なせて、三日目に復活させて、真実な神の愛を示して下さいました。
第三に、神の愛についての真理は、キリストが宥(なだ)めのささげ物として
十字架にかけられた事実に基づく愛であるということです。(10 節)私たち人
類は、歴史上、神を愛して来なかったのです。愛せなかったのです。それなの
に、神は人を愛してくださって、愛する独り子のいのちを与えてくださったの
です。愛する御子が、私たち罪人のために「宥(なだ)めのささげ物」とされた
のです。「ここに、神の愛がある」のです。
*教会内で愛し合うことでキリストが証しされる
私たちは神様からのこの愛を受け取りました。自分の愛の無さを認め、キリ
ストを信じて神様との愛の交わりの中に入れられた者です。そんな私たちにし
かできないことは、互いに愛し合うことで神の愛を現すことです。キリストを
信じた者たち、クリスチャンたちは、神の愛を受け取って、この愛で愛し合う
のです。この世に対して、この世界に対して愛を現していく使命を私たち教会
はいただいているのです。こうして、霊的な存在である主なる神様が、確かに
証しされていくのです。
