12/28 ユダの手紙17-25節 「神の愛のうちに自分自身を保ちなさい」 小池 宏明 牧師

ユダがこの手紙を記したのは紀元後 70 年代ではないかと言われています。ユダは、ヨ
セフとマリアの子で、主イエス・キリストの弟に当たります。彼は使徒たちが語ったこと
ばを大切にしている敬虔なキリスト者になっていました。
*不敬虔な者たちの出現
当時の教会では、キリストの使徒たちが予告していたように、唯一の神の救いの恵みを
ないがしろにする不敬虔な者たちが、多く出ていました。ユダは、彼らを、真理をかき乱
す者、キリストのからだなる教会の一致を破壊する者、福音に留まり続けることができな
い者、キリストの言葉と神の国から締め出されている者、すなわち、「生まれつきのままの
人間」なのだと厳しい指摘しています。(18,19節)
*忠実なキリスト者たちへの勧め
一方で、ユダは敬虔で忠実な信仰者たちに対して、キリスト信仰を堅持するために四つ
のことを実践するように求めています。(20-23節)
第一に、使徒たちを通して与えられた「自分たちの最も聖なる信仰」を土台として、そ
の上に、自分自身を立て上げることです。最も聖なる信仰とは、福音(十字架と復活)信
仰のことです。
第二に、聖霊のご支配の下で教会(信徒たち)が共に祈ることです。集まっては互いの
ために、教会が健全に立て上げられるように、祈ることです。
第三に、神の愛のうちに自分たちを保つことです。具体的には、神の戒めを守って、神
の犠牲的な愛の実践を心がけることです。
第四に、あわれみを受けた者として、信仰の確信が揺らいでいる信徒たちにあわれみの
心を抱いて、何とか共に救いの恵みに与かれるように励ますことです。罪を犯してしまっ
た信徒たちであっても悔い改めに導けるように、あわれみの心で接することが大切です。
*頌栄
最後に、ユダは、主イエス・キリストに対して、声高らかに頌栄をささげます。頌栄と
は、神の栄光をほめたたえることです。(24,25節)
今、クリスマスを迎えて、私たちは、主イエス・キリストが私の元に来て下さり、私と
共に歩んでいてくださる恵みを改めて覚えています。この主なる神イエス・キリストに、
栄光と尊厳、支配と権威をお返ししたいのです。