5/3 創世記26章1-5節「イサクの子孫イエス・キリスト」小池 宏明 牧師
今朝は、アブラハムと妻サラの間に生まれた約束の子イサクに注目しながら、
救い主イエス・キリストを仰ぎ見たいと思います。
*従順なイサク
イサクの従順な信仰は、父アブラハムが「愛する子イサクを全焼のいけにえと
してささげなさい」という神様からの命令に従った時に明らかになりました。イ
サクは自分が背負って運んだ薪の上に自分が縛られ、ささげられそうになった時
も抵抗することなく、父アブラハムに従い通したのです。このことはイサクが単
に素直な良い性格であったと言うことに留まりません、父アブラハムの見えない
約束を信じる信仰を、イサクも受け継いでいたと言えるでしょう。
*アブラハムのゆえに、主イエス・キリストのゆえに
アブラハムの信仰を受け継いだイサクへの約束の言葉が今日の聖書朗読箇所で
す。この主の言葉は、イサクに語られているのに、「父のアブラハムに誓った誓い
を果たす」(3 節)とか、「アブラハムが神の御声に聞き従い、神の命令を守り、
神への務めを果たしたからである」(5節)などとアブラハムの功績を語っている
かのようです。26章24節も同様です。「主はその夜、彼に現れて言われた。「わ
たしは、あなたの父アブラハムの神である。恐れてはならない。わたしがあなた
とともにいるからだ。わたしはあなたを祝福し、あなたの子孫を増し加える。わ
たしのしもべアブラハムのゆえに。」」ここでも、父アブラハムのゆえに、イサク
が祝福を受けることになると語っています。確かに、神様がアブラハムと結んだ
約束をイサクが完全に受け継いでいることに間違いはありません。しかし、「アブ
ラハムの神」としてではなく「イサクの神」として、イサクの従順な信仰を取り
上げて下さっても良いのではないかと思ってしまいます。ところが、見方を変え
ると、神様の一方的で無条件な約束が土台になっていることこそ確かなことなの
だと気づきます。私たちキリスト者は、主イエス・キリストがすべて成して下さ
ったその功績のゆえに、罪赦され、すべての祝福を永遠に受け取ることができる
のです。私たちが救い出されたのは、主イエス・キリストの一方的な恵み、何の
見返りも求めないキリストの無償の愛によることを、ただただ感謝したいのです。
この感謝の思いを原動力にして、私たちもキリストの御姿を仰ぎ見つつ、キリス
トを見倣う者でありたいのです。憐れみ深い愛の人と
