12/21 ヨハネの福音書1章1-5節「闇に輝くキリスト」小池 宏明 牧師

クリスマスおめでとうございます。今年はヨハネの福音書からまことの光であ
る救い主イエス・キリストの来臨を心から喜びたいと思います。
*現代社会の闇と人間の心
現代の世界は争いや憎しみ、不安、恐怖、絶望など「闇」に満ちています。こ
の世界の「闇」の原因は、他でもない人間の「心の闇(罪や傲慢さ)」にあると思
われます。イエス・キリストが弟子たちに語った「終わりの時のしるし」は、今
の時代にも通じるものであり、私たち自身も「闇」に属する存在であることを自
覚する必要があります。
*キリストの光とその勝利
このような「闇」の世界にこそ「まことの光」が必要であり、その光こそがイ
エス・キリストです。ヨハネの福音書1章5節は「光は闇の中に輝いている。闇
はこれに打ち勝たなかった」と語り、キリストの「光」は人間の罪や絶望を打ち
破る力であることを強調しました。5節の翻訳には苦心の跡が見られます。「闇は
光に打ち勝たなかった」とは「闇は光を理解しなかった」とか「闇は光を受け入
れなかった」という意味があります。キリストの光は人間の心の闇から拒絶され
るのです。イエス・キリストを十字架につけたのは、過去の誰かの罪によるので
はなく、私たち一人一人の罪によるのです。しかし、私たちは、救い主イエス・
キリストに出会い、自分の罪を認めて悔い改め、イエス・キリストを信じること
によって「光の子ども」として生かされる恵みを頂いたのです。
*光の子として生きる希望と招き
私たちはキリストの光によって「光の子」として生かされる恵みを受けていま
すが、心の中には闇が忍び込む危険もあるため、常に自分の心を見つめ直す必要
があります。それでもキリストの勝利は揺るがず、苦難の中でも勇気を持って歩
むことができるのです。こうして、キリストの光を受けて共に輝く小さな光とな
り、キリストのからだなる教会を通して新しいいのちを知り、永遠の救いを受け
取ることができるのです。
皆さんの心を、そして殺伐とした世界を照らすまことの光イエス・キリストが
来ておられるのです。